4月 23, 2025
カーリースは途中解約可能なのか？カーリースを利用する前に知っておくべき途中解約について
カーリースは、月々定額で車に乗れる便利なサービスとして人気が高まっています。
頭金不要で新車に乗れる点が魅力ですが、契約には一定のルールがあります。
そのひとつが「原則として中途解約ができない」という点です。
契約期間中に引っ越しやライフスタイルの変化などで車が不要になっても、簡単に解約できないのがカーリースの特徴です。
本記事では、カーリースがなぜ中途解約できないのか、そして例外的に解約が認められるケースについて詳しく解説します。
カーリースは原則、中途解約できない
カーリースは、契約者に代わってリース会社が車を購入し、その費用を契約期間中に分割して支払う仕組みです。
リース料金には、車両本体価格から契約終了時の残価を差し引いた額と諸費用が含まれています。
この計算は、契約満了まで車を使うことを前提としているため、途中で解約されるとリース会社は予定していた費用を回収できず損害を被ることになります。
そのため、原則として契約期間中の中途解約は認められていません。
マイカーのように自由に手放せるものではないことを理解し、契約期間やライフプランを慎重に検討したうえで利用することが重要です。
なぜ中途解約が認められないのか？
カーリースでは、リース会社が車を購入し、契約者がその費用を分割で支払う形になります。
たとえば、5年契約で車の5年後の想定価値（残価）がある程度計算され、その差額を月々支払うことで成り立っています。
契約期間の途中で解約すると、この計算が崩れ、リース会社は想定外の損失を受ける可能性があります。
また、車両の価値が短期間で大きく下がることもあるため、途中返却では再販売価格での回収が難しくなります。
こうした理由から、契約者都合での中途解約は原則として禁止されているのです。
契約前には、車が必要な期間をしっかり見極めることが求められます。
中途解約が認められるケースもある
原則禁止とはいえ、すべてのケースで中途解約が絶対に不可能というわけではありません。
やむを得ない事情がある場合に限り、リース会社の判断で解約が認められることがあります。
たとえば、契約者が死亡した場合や長期的な病気やケガで運転ができなくなった場合、海外転勤や引っ越しで車が不要になる場合などです。
ただし、どのケースで解約が認められるかはリース会社ごとに異なり、明確な基準があるわけではありません。
そのため、事情が発生した場合にはまずリース会社に相談し、必要書類や解約費用などについて確認することが大切です。
まとめ：中途解約を防ぐために契約前に検討を
カーリースは手軽に車を利用できる反面、原則として中途解約ができないという制約があります。
契約期間中に解約すると高額な違約金が発生することもあるため、安易な契約は避けるべきです。
やむを得ない事情がある場合には解約が認められる可能性もありますが、必ず認められるとは限りません。
ライフスタイルの変化や家族構成、転勤の可能性などを含めて慎重に契約期間を選ぶことが大切です。
カーリースを賢く活用するためには、契約前にリスクも含めてしっかりと理解しておきましょう。